五稜郭公園 函館の観光スポット
五稜郭は、箱館開港に伴い、徳川幕府の最重要課題であった北辺防備、蝦夷地統治等を目的に築造された箱館奉行所とその防御施設です。
稜堡と呼ばれる5つの突角がある「西洋式土塁」で、日本初のフランス築城方式の星型要塞として国の特別史跡に指定されています。
幕軍と官軍の最期の戦いである箱館戦争の舞台となったことでも有名です。土方歳三の最後の砦として知られ、幕末ファンにとっては聖地とも言える場所です。
4月下旬から園内のソメイヨシノが一勢に咲き誇り、五稜郭の外堀から堀の水面に映る桜が美しく、土手に上がると桜が遠くまで咲いている風景が広がります。函館市民でにぎわいを見せる花見の名所でもあります。
2010.10.03 五稜郭公園 函館の観光スポット
函館の観光地めぐりとして、湯の川温泉 湯の川プリンスホテル渚亭に宿泊する前に、五稜郭公園へ行きました。
五稜郭
五稜郭付近には、五稜郭公園専用の駐車場は無いようです。自動車のカーナビを使って五稜郭公園へ向かって行ったのですが、誤って行き止まりへ行ってしまいました。
駐車場は、公園近辺の駐車場を利用して、車を停める必要があります。私も、五稜郭タワーのそばの駐車場へ車を停めました。
五稜郭公園
五稜郭公園には、定期の侵入を困難にするために作られた堀の上の橋を渡っていきます。そこから2つめの橋を超えると藤棚があります。藤棚は、春には満開の花を咲かせるようですが、私が行ったときには咲いていませんでした。
また少し進むと、武田斐三郎顕彰碑があります。武田斐三郎は、五稜郭築城設計及び監督として有名で、頭脳明晰だったようです。その頭脳にあやかりたい人は頭を触ると良いらしく、顔付近だけピカピカに光っていました。
その奥には、箱館戦争で使われていた大砲が設置してあります。かなり大きいものですね。イギリス製とドイツ製の大砲があります。飛距離についてはなかなか興味深いものでした。
箱館奉行所
五稜郭内で蝦夷地の政治的中心地の役割を果たしていたのが、箱館奉行所(函館奉行所)です。
明治初期には解体されていましたが、平成22年に復元・公開されました。私は公開初年に訪れたことになります。
五稜郭から発掘された遺物の一部が公開され、また、太鼓やぐらも復元されています。
内部は思ったより広くは無いですね。昔の日本人の身長にあわせて作られたものであるためか、天井はかなり低く感じました。
五稜郭を回ってみての感想
箱館奉行所が完成し、見所も増えたので、行ってみる価値はあると思います。
ただ、時期としては、桜が咲く時期が一番良いと思いますので、今度は、桜も見てみたいですね。
なお、五稜郭タワーに登らないと、全容を見ることができないので、五稜郭タワーの展望台へも上がるのが、おすすめです。
観光情報
- 所在地:北海道函館市五稜郭町44番地
- 電話:0138-51-2864(五稜郭公園管理事務所)